カッティング

ダイレクト・メタル・マスタリング(Direct Metal Mastering、以下「DMM」)は、アナログ盤マスタリングのカッティングにおける音質向上技術の一つです。

・伝統的技法
柔らかい原盤(ラッカー盤)に音源となる溝を彫ったものにメッキ塗装を行い、そのメッキを剥がしたものからマスター盤(ファーザー盤)を作成後、再度メッキ塗装及び剥がし作業からマザー盤を作成。この作業をもう一度繰り返して最終的にプレス機に取り付けるスタンパー盤を作成する工程が従来の一般的技法です。

“laquier"

・DMM技法
弊社指定のプレス工場では、銅製のメタル・ディスクに直接カッティングを行い、そこから直接金型のスタンパー盤を作成するDMM技法を導入しております。このDMM技法では、スタンパー製造までがシンプルである為、従来の伝統的技法のラッカー盤からの作成と比較して2工程少ないことから、高音域のロスが少ない事が特徴となっており、ノイズが低減されてカッティングによるプリエコーも少なく、さらに収録時間が約10%増加するメリットがあります。

“dmm"

当社指定の海外プレス工場は、このDMMマスタリングにコンピューター分析プロセスを経てスタンパー盤を作成しており、溝の深さを最大限にして最適な音量設定が可能で、コンピューターによるシミュレーションにより実際にカッティングを行う前に潜在的な問題も事前に察知可能となっております。また、常にレコードの次世代レベルに向けた継続な開発を模索しており、他のプレス業者によるマニュアル作業とは異なり、コンピューターと相互リンクしたカッティング機器、最高品質のコンバーター、パラメーターの設定可能なシステムを導入しております。

DMM技法のプロセスは、フィルム現像による写真からデジタル写真への移り変わりに例えられます。かつてのシャッター式のカメラでは、レンズの絞り/シャッタースピード/感度/フォーカスなどのパラメーターを手作業で設定する必要があり、正しく設定されていない場合にはピントに振れが生じたり、暗すぎたり、露出が多すぎたりしました。また、フィルムの現像やプリントにも厳密性が求められていました。一方、デジタルカメラでは、その設定に応じた自動分析が行われ、その情報をディスプレイに示します。シャッター式のカメラでは、シャッターを押す時点では調整のオプションが示されず、その結果として最善の結果が得られない場合があります。

弊社指定海外プレス工場では、上記と同様な原理を基本としております。DMM盤のカッティングを行う前にコンピューターによる音源の分析を行い、その情報から実際にカッティングを行うのと同水準の仮想な溝を構築して記録させます。これにより、最善なレベルでのカッティングを遂行する事が可能で、カッティングに生じる不快なシグナルやノイズも多く取り除く事が可能となっております。

弊社指定海外プレス工場によるレコードの音質は、お客様からお預かりしたマスターとなるデジタル音源と遜色のない音質と思われ、このDMMによるプロセスは全世界で最高水準のものと確信しております。

“DMM2"

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